総入れ歯でも金属を使った入れ歯が製作可能です。
2017.03.02
院長です。
今日は総入れ歯の金属床義歯についてお話ししましょう。
こちらが総入れ歯の金属床義歯です。皆さん「口の中が広くなった」「よく咬める」「熱いもの冷たいものがすぐに感じられるようになった」(※あくまでも患者様個人の感想です)とおっしゃられます。金属部分は保険義歯の1/4~1/5の厚みなので薄くなり、その分口腔容積が増えるため口の中が広く感じるようになり、舌べろの稼動範囲も大きくなります。
総入れ歯を左半分が保険のプラスチック、右半分を金属で作ってみました。厚みの差がお分かりになるでしょうか?
金属は熱を伝えやすい性質のため、お茶、お味噌汁、冷たい飲み物、アイスクリームなど保険のプラスチック入れ歯に比べて食べ物、飲み物の温度が伝わりやすくなります。また、金属はプラスチックに比べ強度があるので物を噛んでも、歪みが少ないため皆さん「咬みやすい」(※あくまでも個人の感想です)とおっしゃられます。金属色は口の中に入れ歯を入れれば見えなくなります。
口蓋(上あご)の部分を金属で作ります。素材は部分入れ歯もそうですが、コバルトクロム合金、チタン合金、白金加金合金など選択できます。
金属で覆う部分もこの写真では後ろまで覆っていますが、症例によっては一番奥まで金属は使わず、薄くプラスチックになる場合もあります。これは入れ歯を入れるあごの骨(土手)の高さや、形、反対側の歯の状態(入れ歯なのか、自分の歯なのか等)で決めていきます。
神奈川県大和市柳橋の歯医者 こころ歯科大和クリニックでは総入れ歯の金属床義歯に力を入れています。
金属床義歯について詳しくはこちら → 入れ歯専用サイト「金属床義歯」