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歯医者と歯科技工士の関係③

2017.03.06

院長です。

 

歯科技工士(差し歯や入れ歯を作る職人さん)は非常に手間がかかる超精密な仕事を毎日しているということです。差し歯も、詰め物も、入れ歯も100セントオーダーメイドの一品ものを常に大量生産しています。それもミクロン単位でのぴったり作品ではなければ、商品になりません。

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すべて自分で行っているのであればエラーがどこで起きたか想像できます。しかし歯科医師が削って型を取り、歯科衛生士が石膏を流す。そして最後は歯科技工士が差し歯を製作する。一般的な歯科医院はこんな感じです。実際はもっと多くの人の手を介す方が多いと思いますが。これではもし合わない差し歯や入れ歯ができた時、どこでエラーがあったのかはわかりません。

 

歯科業界では歯医者は一方で花形に見えますが、それを支えている歯科技工士は縁の下の力持ち。いやそれ以上の時もあります。はっきり言って歯科技工士なしでは日本の歯科界は成り立ちません。繊細な作業が毎日のように続きそれを大量にこなすには、スピードアップももちろんですが労働時間も長くなりがちです。それで賃金が高ければよいのかもしれませんが、現実はそうでないことの方が多いようです。また、自分の作品がどの患者さんに装着され、どのように評価されているのも知らされませんので「やりがい」という面でもモチベーションは上がりづらいとききます。そして疲弊した歯科技工士たちは辞めていきます。卒後5年の離職率は8割にもおよぶそうです。そして彼らは他業種に転職していきます。よく聞くのが宝飾業界への転職。歯科技工の知識と技術が生かせるためだそうです。また、日本の歯科技工技術(手先の器用さ)と知識の高さは世界でも有名ですので、日本を出て海外で歯科技工士として働く人も出てきました。

 

このままだと日本から歯科技工士が消えてしまいます。歯科医院側も見直さなければならないこともあるかと思いますが、歯科医師と歯科技工士とのしっかりとした信頼関係による連携がなければ、患者様に良い作品をお届けすることはできないのです。

 

もちろん歯科医院内に歯科技工士が在籍(今ではかなり少ないですが)しているところでは、患者様、歯科医師、歯科技工士で密なやり取りができます。しかし、そうでない歯科社会になってしまった現在、こころ歯科大和クリニックでは特殊な義歯に関しては歯科技工士にいらしていただき、患者様、歯科医師、歯科技工士の3人で細かく話し合いながら制作するシステムをとっております。

 

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