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記録に残る

2017.05.27

 

院長です。

 

この度の東日本大震災、またその後各地で起きた大地震で犠牲になられた方、またそのご親族の方へ深くお悔やみ申し上げます。

 

大変恐縮ではありますが、今回のお話は、歯型による身元確認のお話をさせていただきます。

 

 

 

ですのでこの先、不快と思われる方はこの先を読まないようにおねがいします。

 

 

 

災害や事故はいつ起こるかわかりません。まずは人命救出が第一です。生存していればご本人もご家族もお喜びなるでしょう。しかし思うようにらない場合になるのも災害や事故の現実でもあります。その場合、身元確認調査を行う必要があります。確実に身元を確認し、ご遺族へご遺体をお引渡しするのです。

 

 

大きな事故や災害があると犠牲者も多くなり、身元の判明に難儀する場合がかならず出てきます。所持品などで判明することが一番多いようですが、中には難しい方もいらっしゃいます、指紋でも確認できるそうですがごく一部のようです。

 

 

東日本大震災を例に挙げると福島、宮城、岩手3県で犠牲になられ、身元が判明されたご遺体は15,794人。そのうち歯型で判明した方が1248人(7.9パーセント)、DNA鑑定で分かった方は173人(全体の1.1パーセント)過酷な現場で大勢の方の身元を迅速で的確に判定するのには歯型が有用なのは皆さんお分かりだと思います。

 

 

歯型の照合による割合が少ないようにみえますが、これは歯科医院自体も被災してることも多く、カルテやレントゲン、PCデータなどがすべて失われてしまったためと思われます。

 

 

歯型は指紋と同じく世の中に同じものが存在しないということと、治療部位や方法、材質が歯の一本一本で違うからです。またご遺体は時間が経てば腐敗しますが、歯は変化しません。

 

 

そして被害にあわれた方が、その地域で通われていたと思われるであろう歯科医院からカルテやレントゲンを取り寄せ、それぞれを入念に照らし合わせながら総合的に身元を確認していくのです。

 

 

唯一、お亡くなりになられてから時間が経っても変わらないのが歯です。お口の中を見るだけですので、解剖や大きな設備を必要としない歯型検査は現場での迅速な身元判定の最後の砦となります。

 

 

最後に歯科では最終来院日から5年間はカルテやレントゲンの保存が国から義務づけられています。逆に言うと5年を過ぎたらそれらの資料は廃棄され記録に残りません。

 

 

 

神奈川県大和市柳橋の歯科医院 こころ歯科大和クリニック

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