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歯科界でも3Dプリンター時代がやってくる②

2017.06.01

神奈川県大和市の歯医者 こころ歯科大和クリニックの院長です。

 

 

前回からの続きです。

 

もちろん技工士さんの中にも技術で収益を上げ歯科医師以上に稼いでいる方も実際にいらっしゃいます。

 

しかし、一般的な単純作業と違い歯科技工士は個々の患者様それぞれに合わせた技工物を作らなければなりません。

 

いわゆる一品ももののオーダーメイド商品を毎日毎日正確に作っているのです。

 

差し歯も入れ歯も詰め物も同じものはこの世に一つとしてありません。

 

工場で型押しして大量生産できる既製品ではないのです。

 

 

今の段階では3Dプリンターで作ったとしても細かな最終仕上げは技工士さんです。完全なオートメーション化はまだ先でしょう。

 

そんな夢のある技工業界に見えますが、前回もお話しした離職率の高さがこの業界の闇を語っています。

 

仕事の質と量に対する対価が良ければよいのですが、そうでない現状が今の技工士の離職につながっているのではないかと思います。

 

また、直接患者との対面がないので仕事のやりがいやモチベーションを高めるのが難しくなります。

 

最近は女性技工士さんも最近増えましたがほぼ男性です。

 

男性であれば結婚して子供を育て、家を買う、車を買うなどごく世間の一般的なことができるのが夢じゃないですか。

 

今の技工士ではそれができにくい状況なのです。家はあっても残業でなかなか帰れない。休日も出勤して残った仕事をかたずける。そのため家族と過ごす時間がない。私もいままでこのような技工士さんを何十人とみてきました。

 

当時は残業は日付を超えるのが当たり前でした(今は残業が厳しくなったので就業時間に帰宅の技工所もあります)

 

技術職なので手が遅ければ時間がかかりますし、テクニックのある人はさっさと終わらせて帰宅します。

 

とにかく今の技工士さんたちのほとんどは、薄利多売(保険診療)と技工士さんたちの努力で歯科界は成り立っています。

 

逆に自費であれば技工士さんも十分な時間と余裕がありますので、より精密な被せものや詰め物ができます。

 

ヤマト運輸もそうですが行き過ぎたサービスを求めすぎると、結局ユーザーに跳ね返ってくるものなのです。

 

※これらの労働条件や待遇を改めている技工所も沢山存在しますし、昔は多かった歯科医院に常駐(専属)する技工士も増えていると聞きます。

 

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