保険治療でできる白い詰め物 コンポジットレジンとは?
2017.04.30
院長です。
みなさん虫歯を削った後は金属の詰め物と白い詰め物どちらがいいですか?
そうですね。ほとんどの方は白い詰め物を選択されると思います。白い方が見た目が良いですものね。そんな白い詰め物は保険治療にも昔から導入されています。コンポジットレジン修復といいます(略してCR)一般的には樹脂とかプラスチックとか言われています。小さな虫歯や審美性を求められる前歯に使用されることが多い治療法です。
いろんなタイプのコンポジットレジンがありますが、現在では光重合型が主流になっています。これを光重合型コンポジットレジン(略して光CR)といい、コンポジットレジンを詰めてから特殊な光を当てると固まるものです。操作性が良いので現在ではこの光CRが全国の歯科医院で使用されています。固形型やペースト型などに分けられ用途によって使い分けられます。
固形タイプ
ペーストタイプ
どのタイプを使用するかは先生の好みによって違いますが、性能は大旨一緒だと思ってください。
そして光CRを詰めた後に可視光線を照射すると数秒で固まってしまいます。後はかみ合わせやトリミング調整などを行って治療終了です。小さい虫歯をコンポジットレジンで治療する場合は通常一回で終わります。治療費は保険三割負担で約1,000円前後/本です。
【コンポジットレジンのメリット・デメリット】
メリット
・歯と同じ白色
・小さな虫歯は治療時間(一本につき)が短い。治療回数も通常1~2回で終了
・歯の切削量が金属の詰め物より少なくて済む
・金属アレルギーの心配がない
デメリット
・劣化する
・変色する(コンポジットレジン自体の変色と他の食べ物や飲み物、タバコの色を吸着)
・強度が金属に比べ弱く柔らかいため大きな虫歯には詰められない
・摩耗が早い
コンポジットレジンはその性格上、詰める歯、詰める範囲、詰める量、詰める部位によって術者(先生)の判断が分かれます。よく話しあって治療を進めるようにしましょう。
神奈川県大和市柳橋の歯科医院 こころ歯科大和クリニックではコンポジットレジン治療を行っています。