大和市で歯医者をお探しなら、こころ歯科大和クリニック

ブログBLOG

40代からの入れ歯!?

2018.07.19

院長です。

当院では40代、50代で初めて入れ歯治療をすることになり、ご相談に見える方も多いです。
そこで40代で入れ歯になってしまう原因、またその治療方法、治療後についてお話ししていきたいと思います。
40代50代では部分的に歯が抜け始めることが多いので、インプラント治療も考える方もいらっしゃると思いますが、ここでは部分入れ歯についてや入れ歯治療後のケアについて説明いたします。

 

 

 

◎歯を失った際の治療方法

 

歯を失った場合の治療方法はご存知でしょうか?

虫歯などで歯を失った場合、通常はまずブリッジと言う治療をおこないます。
ブリッジとは、失われた歯の両側の歯を削り、橋渡しをして欠損部分を補う治療法です。
一本、二本歯が無くなっても通常はブリッジで対応が可能です。(一部不可)

 

ではブリッジができなくなってしまった場合や、ブリッジ以外の治療法を希望する場合はどうでしょうか?

 

答えは、①入れ歯か②インプラント③そのまま放置、となってしまいます。歯科医師の立場では言いにくいのですが、③は当然ながらおすすめしません。

 

 

◎歯を失う原因

 

日本歯科医師会の推進団体8020財団によると、歯が抜ける原因として1番多いのが歯周病(41.8%)です。
続いて虫歯(32.4%)、その他(12.6%)、破折(11.4%)となっています。昔は虫歯で歯を失う方が多かったのですが、国民の歯磨きに対する意識や、虫歯になりにくい食品やヘルシー志向、歯磨き剤のフッ素添加などにより劇的に減少してきました。

 

 

逆に、歯の残存率が高くなれば歯周病リスクも高くなります。日本人は虫歯リスクには敏感になったのですが、この歯周病に関してはまだまだ関心度が低く、結果的に歯周病が歯を失う原因のトップになっています(日本人の8割は罹患している歯周病は国民病と言えます)

 

 

虫歯と歯周病を比べると、虫歯は神経があればしみたり、痛みが出たりと何かしらサインがあります。
一方歯周病は沈黙の病気ですので30年~50年かけてじわじわ進行します。そして末期に近くならないと痛みや腫れなどの症状も出てきません。

 

 

たとえば15歳で歯周病に罹患したとすると45歳頃から何かしらの症状が現れ、歯がぐらついて食べ物も咬めないくらいに悪化し、最後は抜歯に至る場合もあります。(個人差はあります)

 

 

入れ歯を装着する年齢は45歳前後から多くなると言われていますので、このあたりから、歯が徐々に抜けはじめブリッジ治療も困難になり、入れ歯へと移行していくのです。この年代は、総入れ歯は少なく部分入れ歯がほとんどを占めます。

 

 

 

 

◎40代の入れ歯率

 

何かしらの原因で歯を失った40代の人は7.1%、約14人に1人です。約14人に1人がブリッジや入れ歯・インプラントの治療をおこなっていることになりますね。

40代は歯を失い始めるはじまりです。歯は沢山あるから1~2本無くなっても問題ないと思っている方も多いでしょうが、残った歯には今まで以上の力が加わるようになり、年齢を重ねるごとに次々に歯を失っていきます。

入れ歯になってしまったとしても、今後はお口のケアを大切にし、できるだけ現在のお口の状況を保つようにしましょう。

 

 

 

◎40代の入れ歯の治療方法

 

入れ歯を選択した場合、保健治療または保険外治療が選べるのですが、現在は素材も治療方法も驚くほど色々とあります。

当院でも様々な入れ歯治療を行っていますが、初めて入れ歯をご使用になる方には、まずは保険治療の入れ歯をおすすめしています。初めてなので入れ歯への希望や不安もわからないですよね。ですから保険治療の一般的な入れ歯をおすすめすることが多いです。

しかしお口の状況はそれぞれですので、歯医者さんに行ったら、ご自分の希望する入れ歯になるように、気になることはしっかりと何でもご相談ください。当院でも保険治療か保険外治療に関わらず、できるだけご希望に沿った入れ歯をご提供できるようにカウンセリングをゆっくり時間をとって丁寧に行っています。

 

特に40~50代は働き盛りですし美容にも積極的ですので、保険治療外でご希望のある場合は、「機能的でよく咬める金属症義歯」や、部分入れ歯で金具が目立たない審美的な「ノンクラスプデンチャー」が人気です。今は素材が発達してきたので、食事や会話で困っている方、金具が気になる方は相談してみてくださいね。

 

入れ歯は作成したら終わりではなく、治療後のケアも含めて長いお付き合いになります。

 

どれほど良い入れ歯を作っても、その後もきちんとケアをしてあげなければ、口腔内の状況も悪くなっていきますし、入れ歯も快適に使えず長持ちしません。もし入れ歯治療を考えているのであれば、保険治療であっても自費治療であっても、できれば入れ歯治療の経験が多く、相談しやすく、きちんと説明してくれる歯科医院を選びましょう

 

入れ歯治療についてもっと詳しく知りたい方はこちら⇒「入れ歯専門サイト」へ

 

 

◎一般的な保険の入れ歯◎

 

006005

 

40代で入れ歯になる場合は、部分的に歯が抜けて部分入れ歯になることがほとんどです。
保険の部分入れ歯は、一般的に上の写真の様な保険診療の入れ歯を製作します。
保険治療の部分入れ歯の場合、残っている歯に金具(クラスプ)をかけることでお口の中で入れ歯を安定させるようにします。

 

 

◎保険外治療の場合◎

 

・目立たない入れ歯 ノンクラスプ入れ歯
40代や50代では男性はまだまだ現役バリバリで働き、体力気力もしっかりとしています。女性もお洒落な方が多く、口元を非常に気にされている傾向があります。機能面や審美面を強く望まれるような場合はインプラントを選択される方も多いです。

また入れ歯を作成する場合、審美面を重視される方は自費治療でノンクラスプ入れ歯をご選択される方が多いですね。

ノンクラスプ入れ歯とは、クラスプを金具ではなく歯ぐき部分と同じ色で作り目立たなくした入れ歯のことです。比較的強度の高いプラスチック素材が開発されたのでできた新しいものですが、最近は人気で選ばれる方も増えてきました。

 

「目立たない入れ歯」について詳しくはこちら ⇒ 入れ歯専門サイト「目立たない入れ歯」

 

 

・機能的な入れ歯 金属症義歯

逆にしっかり噛みたいと希望される方には、自費治療の金属のフレームで歪みを抑える金属床義歯(きんぞくしょうぎし)がおすすめです。通常入れ歯は歯科用プラスチックで本体を製作しますが、プラスチックは柔軟性があるため食べ物を噛むと歪みしっかり力が入って噛めません。金属で作成すると薄く作れるのに強度があるため、プラスチックのものに比べ、歪みが少なく、しっかりと噛めるようです。

 

「金属床義歯」について詳しくはこちら ⇒ 入れ歯専門サイト「金属床義歯」

 

 

 

保険外治療では部分入れ歯は他にも色々とあります。ご自分にとって、より良い入れ歯になるように歯科医師とよく相談してください。
どのような入れ歯が良いのか迷われている場合は、保険の入れ歯を使ってみて、より審美面や機能面をお求めの際は保険外の入れ歯を検討してみてもいいと思います。
保険治療・自費治療に限らず、当院ではできる限り良い入れ歯を作成したいと考えていますが、保険治療は制約が大きいので審美面や機能面でより優れた入れ歯をご希望の場合はご相談ください。

 


◎入れ歯の修理について

 

入れ歯はぴったりと合うように製作しても、使っているうちに金具がゆがんだり入れ歯が壊れてしまったりと、修理が必要になることは多いです。
また、入れ歯は体調や体型が少し変化するだけでも違和感や痛みが出やすいですし、時間とともに歯茎の骨が下がって合わなくなってきます。違和感や痛みが出たら、我慢したり、自分で直したりせずに早めに歯科医院に連絡して調整してもらいましょう。

当院でも他の歯科医院で作成した入れ歯でも、修理や調整が可能な場合はできるだけ受付していますので、ご希望の方はお問合せ下さい。

 

 

◎入れ歯の完成後について

 

入れ歯が完成したら、入れ歯治療が終わりではありません。
せっかくの快適な入れ歯を長く使用するには、ご自宅での正しいケアと歯科医院でのチェックが大切です。

歯周病で歯が抜けて入れ歯になった方は、入れ歯を入れると歯周病が悪化しやすくなる場合があります。特に部分入れ歯は金具に食べかすがかなり詰まります。もちろんその金具が掛かっている歯や周囲の歯ぐきの周りにも汚れが溜まり、これを放置しているとさらに他の歯も歯周病や虫歯になってしまいます。

 

現在のお口の状態を保つためにも、入れ歯と残った歯をきちんとケアし、定期的に歯科医院でチェックしてもらいましょう。

 入れ歯のお手入れも、歯科医院には入れ歯専用のものが色々と揃えてあります。

入れ歯専用でないものを使用すると、入れ歯を傷つけて汚れが溜まり臭ったりしやすくなりますので、歯科スタッフにお手入れ方法など聞いてみてくださいね。

 

 40~50代からの入れ歯について、当院でもお気軽にご相談ください。
入れ歯治療はお悩みも色々なので、当院では無料カウンセリングも受け付けています。

 

 

入れ歯のご相談は、神奈川県大和市柳橋の歯医者 こころ歯科大和クリニックまで。

 

PAGE TOP